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宮若市工場内の環境試験棟が稼働  空研工業    製品開発期間の短縮期待


 空調用冷却塔などを製造・施工する空研工業株式会社(福岡市中央区大濠公園、楢木隆社長)が宮若市の福岡工場内に建築していた環境試験棟が5月完成、6月に稼働した。
 同社の主力製品である「冷却塔」「加熱塔」「ラジエータ」などを試験する設備で、建物は平屋建て、建築面積は389平方m。棟内に備えた試験室は横12m、奥行13m、高さ13・7mで室温を0度から40度まで設定でき、1時間当たり40mmの雨も再現できるため、最近の高温や多雨などの環境下での試験を可能としている。また外気熱を利用することで一次エネルギーを節約できる特徴もある。同社では環境試験棟の稼働によって、「年間を通じて一定温度での性能検証が可能となり、製品開発期間の短縮につながる」と期待している。