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宮若市の磯光プレシジョンを指定法人に 福岡県


自動車関連で45社目

福岡県は7月17日、宮若市の自動車プレス部品製造の磯光プレシジョン㈱(同市磯光、吉川元治社長)をグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人に認可した。
同社は現在、トヨタ自動車九州㈱向けのプレス部品を製造する新工場を県が整備した磯光工業団地に建設しており、独自に開発したホットスタンプ工法で、従来の強度を維持しながら、軽量化を実現したプレス部品を製造することから、指定の対象になった。同日午前10時30分から県庁8階の知事応接室で開かれた交付式では、小川知事が吉川社長に法人指定書を手渡した。小川知事は「159万台の生産能力を維持する北部九州の厚みが増すことになった。地元企業として目標達成を実現してほしい」とあいさつ、吉川社長は「今年下期からの生産に向けて準備を進めている。当社が使用する厚板は北九州の新日鐵住金から調達する。地産地消のメーカーとして発展していきたい」と応じた。
同社に指定法人が交付されたことで、グリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人は66社のうち、自動車関連の指定法人は45社。特区を活用した自動車関連の設備投資額は累計1530億円、1113人の新規雇用を生み出している。

2018年7月24日発行