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宮若工場に玄米保管用の低温倉庫建設 東福岡米穀協同組合


6000万円を投じて

米穀類の精米・販売の東福岡米穀協同組合(福岡市東区社領2丁目、冨田勝久理事長)は来年1月、宮若工場(宮若市小伏)敷地内に約6000万円を投じ玄米保管用の低温倉庫を着工する。完成は同年3月、稼働は同4月を予定。
同組合は2014年に約6690㎡の土地を購入し、床面積990㎡の低温倉庫と同1150㎡の精米工場からなる宮若工場を建設し、本社から生産拠点を移していた。今後も生産者から玄米の直接仕入れを強化するため、2棟目の低温倉庫として建設するもの。同倉庫は精米工場の西側に建設。床面積は660㎡で1000トン~1200トンの保管が可能となる。玄米出庫後の空倉庫の有効活用も検討しているという。冨田理事長は「倉庫の保管能力が現在の1.7倍ほど増加することで効率的で経済的な運用を見込む」と話している。
同組合は1954年設立。出資金4000万円。従業員35人。09年から生産者から米穀類の直接仕入れ体制を敷き、13年から商品力や技術力、設備力、組織力、人間力の向上を掲げた「SGSSN5カ年計画」を始動している。18年3月期の売上高は約30億円。
冨田理事長は福岡市出身。1952年7月17日生まれの66歳。2008年に3代目理事長に就任。趣味はジムトレ。

2018年12月18日発行