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宮崎県の鶏糞発電所を新設 九電みらいエナジーなど
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週刊経済2023年4月4日発行
26年4月運開
九電みらいエナジー㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、水町豊社長)などが出資するバイオマス発電事業会社、宮崎バイオマスリサイクル㈱(宮崎県児湯郡川南町、山下壽社長)は、現在の発電所隣接地に第2発電所を増設する。来年6月の着工、2026年4月の営業運転開始を予定している。
現発電所は日本初の鶏糞発電事業として05年から運営しており、17年以上経過していることから既設と同規模の発電所を建設するもの。出力は9500kW、年間送電電力量は約6千万kWhで、一般家庭約2万世帯の年間消費電力量に相当する。年間約13万2千tの鶏糞燃料を使用する国内最大規模の鶏糞発電所でCO2排出抑制効果は年間約2万3千tという。同社ではこれまで、宮崎県の養鶏農家やブロイラー会社と協働し、県内で発生する鶏糞の約半分を燃料として発電している。新発電所運開後、既設部分についての取り扱いは来年度をめどに決定する意向。