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実質CO2排出ゼロの電気プランを販売開始 新出光


週刊経済2021年10月26日発行

家庭や商店など向けの低圧電力で

石油製品販売大手の㈱新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長兼グループCEO)は、家庭や商店など向けの低圧電力「イデックスでんき」で実質CO排出量ゼロの電気を供給する「ECOプラン」の販売を開始した。
これは世界的な気候変動問題の解決に向けて“脱炭素”化の流れが加速する中、非化石証書の持つ環境価値を付加した「実質CO排出量ゼロ」の電気を供給する環境にやさしいプランを用意したもの。同プランに契約するだけで、気軽にエコ活動を通した社会貢献ができる仕組み。 同プランは一般的な家庭向けの「ファミリープラン」、夜間の電気使用量が多い家庭向けの「夜トクプラン」、電力使用量が多い商店や事務所、飲食店、家庭向けの「ビジネスプランA」、空調設備などの動力を使用する商店・事務所向けの「ビジネスプランB」の中から選べる。電気料金は各通常プランの従量料金単価に1・50円/kWhを加算する。付帯サービスとして①毎月メールでCO削減量を通知②契約1年経過時に間伐材で作られたグッズを送付③既存プランと同様の割引、ポイント特典が付く。また、イデックスでんき5周年を記念し、10月から12月末まで同プラン新規入会者に間伐材を使用した「大川組子コースター」を贈呈している。
同社は2015年4月に特定規模電気事業者として法人向けに50kW以上の高圧電力の販売を開始。16年7月から低圧電力「イデックスでんき」の販売も開始し、昨年3月時の年間供給電力量は10億kWh。イデックスでんきは日本トレンドリサーチ(運営・㈱NEXER)の今年3月の調査で、「九州で信頼できる電力会社」の項目で第1位を獲得している。