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実習船「熊本丸」の災害時利用に関する連携協定 NTTドコモ九州支社と天草拓心高校


週刊経済2023年1月31日発行

船舶の輸送能力を活用

㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、根本浩二執行役員支社長)と熊本県立天草拓心高等学校(熊本県天草市、中村洋介校長)は1月11日、実習船「熊本丸」の災害時利用に関する連携協定を結んだ。
熊本県とドコモが2021年6月に締結した「災害時における通信確保・被災者支援 災害対応に資するDX推進に向けた連携に関する基本協定」に基づき、輸送機能や発電機能など船舶が持つ高いポテンシャルを活用して、生徒の乗船実習以外にも地域の災害などの際に地域貢献を図る。今回の連携協定では、通常航路での物資などの運搬が困難な場合に、熊本丸で可搬型衛星基地局や避難所支援物品であるマルチチャージャー(無料充電サービス)、wi-fi(00000JAPAN)などを運搬し、災害時の通信確保をする。このほかにも、離島などで発生する通信孤立の早期解消に向けて相互に協力していく。