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定昇込みの平均賃上げ額は5781円増の1万6406円に 連合福岡


週刊経済2024年5月15日発行号

賃上げ率は1・93ポイント増の5・85%に

連合福岡(福岡市博多区店屋町、藤田桂三会長)は4月22日、今春春闘の第4回回答集計結果を発表した。
定期昇給を含む平均賃上げ方式で80組合から回答を引き出し、組合員数加重平均の回答額は前年同期比5781円増の1万6406円、賃上げ率は1・93ポイント増の5・85%と引き続き高水準の回答が続いた。組合規模別では、300人以上の42組合が前年同期比5858円増の1万6797円で、賃上げ率は同1・94ポイント増の5・94%、300人未満の中小労組・42組合は、前年同期比3303円増の1万753円で、賃上げ率は4・4ポイント増の4・4%と前年の回答実績を上回るペース。一方、ベースアップを実施した組合の賃上げ額は67組合で、賃上げ額は前年同期比6915円増の1万2640円、賃上げ率は2・31ポイント増の4・48%。組合別では300人以上の38組合が前年同期比6928円増の1万2811円、賃上げ率は2・3ポイント増の4・52%、300人未満の中小労組・29組合では、前年同期比5562円増の9775円で賃上げ率は1・97ポイント増の3・6%と高い回答水準が続いている。
連合福岡事務局では「連合本部の報告同様、高水準の賃上げ回答が続いている。定昇込み、賃上げ分が明確に分かる賃上げ額ともに、第4回の回答集計としては比較可能な15年春闘以来最も高水準が続いている」と講評している。