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宗像市の複合施設を30億円かけリニューアル 玉屋
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週刊経済2021年5月25日発行
敷地を4700㎡追加取得、来夏事業完了へ
パチンコホール経営の㈱玉屋(福岡市中央区春吉3丁目、山喜多映一社長)は、所有する複合施設「トリアーダ宗像」(宗像市光岡)の再開発事業を進めている。総工費は約30億円。
同施設は「玉屋宗像店」を中核とする複合商業施設として、同社が国道3号沿い、光岡交差点南側の約4万㎡の敷地を取得し1995年に開業(当時17テナントが入居)。娯楽、物販、飲食、また様々なイベントを通して地域社会に溶け込む街づくりを実現してきたが、老朽化が進んだこともあり、全面リニューアルと防災拠点としての機能強化を目的に、大和ハウス工業㈱(大阪市)の設計・施工のもと2020年秋に着工した。
4月には第1期として飲食、コンビニの既存3テナントのリニューアル、それに飲食2店舗が新規オープン。今後は敷地を約4700㎡拡張し、来春にはスーパーマーケットを含む6店舗の新規出店、さらに来夏には大型ディスカウントストアのオープンも予定するなど、テナントの活性化で集客力アップを目指す。またテナント屋上には太陽光発電設備を設置するほか、40トンの受水槽、マンホールトイレを備え、災害時の避難所としての機能をもたせる。完成後の施設の運営・管理は大和情報サービス㈱が受託する。玉屋では「宗像市とは防災拠点としての協定を締結する予定。賑わい、防災の両面から地域に貢献できる魅力ある施設にしたい」と話している。