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宗像市の福岡テクノセンターを稼働 京都府の応用電機
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福岡・北九州地区の開発拠点に
電子計測機器メーカーの応用電機㈱(京都府城陽市、茶屋誠一社長)は11月25日、宗像市アスティ2丁目に新設した福岡テクノセンターの稼働を始めた。
福岡テクノセンターは、福岡、北九州地区の顧客に対し、より細やかで迅速に対応するため、古賀市にあった福岡営業所を移転、拡充した技術開発拠点。敷地面積は3130㎡、鉄骨造り2階建てで延べ床面積882㎡。センターでは電子回路、ソフト、機械、制御の技術者が電子機器やメカトロニクス装置の開発設計から試作までを対応する。当初、5人体制でスタートし、将来的には20〜30人体制まで増員していきたいとしている。
同社は1960(昭和35)年に京都市で創業。城陽市の本社工場のほかに熊本県菊池市、浜松市、相模原市に生産拠点を置いている。19年6月期決算で売上高は133億円。従業員数は約600人(19年10月現在)。非規格少量生産に生産に特化し、半導体や電子部品の検査装置、それに関連するメカトロ機器の設計・製造や超音波骨密度計などを開発・製造、販売している。総投資額15億円を投資し、19年6月には京都工場を増床、12月には浜松工場で建設中の新棟が完成する。九州では、技術開発拠点として福岡テクノセンターを新設、熊本工場と連携し、大型設備の製作や量産に対応していきたいとしている。
2019年12月3日発行