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完成工事高は1・4%増の568億円  西部電気工業


情報通信工事業が貢献

情報通信エンジニアリングの西部電気工業㈱(福岡市博多区博多駅東3丁目、熊本敏彦社長)の2020年3月期の連結決算は、売上高にあたる完成工事高が前期比1・4%増の568億7300万円、経常利益が29・9%増の24億4千万円で増収増益だった。
完工高をセグメント別に見ると、主要事業である情報通信工事業が設備保守系業務の拡大や固定通信関連における光開通工事など順調で404億3700万円(4・0%増)に、設備・環境事業では太陽光の大型案件や新築ビルの電気・機械設備工事および排水処理機械工事などが堅調に推移し38億2100万円(32・4%増)と大きく伸びた。前期好調だったソリューション事業は高度道路交通システム工事(道路系ITS)が増加したものの大型の学校教育関連工事の減少などから84億3200万円(19・1%減)に。その他の事業は公共工事や貨物事業の増加などにより41億8100万円(7・5%増)だった。この結果、収益面でも経常利益が29・9%増、当期純利益も26・5%増の15億5千万円だった。

2020年6月23日発行