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安定供給と提案営業で増収増益  トクスイコーポレーション    経常は約2・1倍


 貿易、水産品加工などの株式会社トクスイコーポレーション(福岡市中央区港2丁目、徳島建征社長)の2014年3月期決算(単体)は、売上高が前期比2%増の119億6500万円、経常利益は約2・1倍の1億6200万円の増収増益となった。
 食品・水産グループを横断した商品・サービスの品質向上と安定供給、提案営業が増収増益につながった。事業別では、水産事業部門はグループのインドネシアUtama社の漁獲が昨年度に続き創業以来の水準となり、Toxindo社も潤沢な原料入荷によって順調に業績を伸ばした結果、売上高が6・7%増の78億6400万円、事業利益は63・9%増の4億4700万円となった。食品事業部門では、関東地区での定番商品の大幅な業績不振に加え、フードビジネスの原料価格高騰が響き、売上高は6%減の38億4300万円、事業利益は1300万円の赤字となった。その他の事業部門では、建物施設賃貸の安定収入を確保したが、売上高は7・4%減の2億1600万円、事業利益は6・1%減の1億1100万円だった。
 連結グループ全体の売上高は440億3600万円、経常利益は9億4900万円だった。今期はグループでの安定した経営基盤の構築を目標とし、全国への業務範囲拡充を継続、基幹商材とサービスの最適化に取り組む。また、統括管理本部による合理的なグループ管理を推進し、効率的な管理体制の構築で売上高は118億900万円、経常利益は7600万円を見込む。