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安否確認メール配信システムが携帯電話管理ソフトに採用   コム・アンド・コム   一般顧客開拓狙う


 情報・データ通信システム開発の株式会社コム・アンド・コム(福岡市中央区天神3丁目、安田実男社長)の開発した携帯電話向けの安否確認メールの一括配信技術が、株式会社トリスター(東京都、小俣信彦社長)の開発する携帯電話データ管理ソフトに採用された。
 同システム「ライフメール」は、指定地域で一定規模以上の災害が発生した場合、ユーザーに安否を求めるメールが送信され、これに返信するとあらかじめ指定したアドレス最大10件まで安否が通知されるもの。
 これまで同システムはニッセイ同和損害保険株式会社、アクサ損害保険株式会社、株式会社損害保険ジャパン等に導入実績があり、大企業での社員の非常用安否確認のシステムとして利用されてきたが、「携帯万能16」に同梱され小売店で販売されることで、一般顧客の利用者開拓を狙う。
 価格は「携帯万能16」と同システムとセットで3,980円。
 同社は2000年2月設立、資本金8,000万円、売上高約1億2,000万円(04年3月期)、従業員5人。災害情報の効率的な通知システムの開発を目的に設立、「危険報知と安否確認機能を統合した危機管理・配信システムの開発」が03年度のIPA(情報処理振興事業協会)ソフトウェア開発支援事業として採択された。
 安田社長は福岡市宗像郡出身。1962年7月11日生まれの43歳、中央大学商学部卒、趣味はトランペットの演奏、釣り。