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宅配弁当業者向けシステムのクラウド版を発売 エム企画


初年度は10社への導入目指す

企業向けソフトウェア受託開発の㈱エム企画(福岡市中央区荒戸1丁目、松浦昭人社長)は12月11日、自社パッケージの宅配弁当業者向け基幹システム「エムランチ」のクラウド版をリリースした。

エムランチは各配達スタッフがモバイル端末を所持し、配送完了時に販売先や販売個数を登録することで、配送車ごとの配送状況や弁当残数がリアルタイムで把握できるもので、同システムは同社の売り上げは全体の約半分を占める主力商品。これまで事業規模に合わせ「ライト版」と「フル版」の2種類を提供していたが、一日2000食以下の小規模事業者からの問い合わせ増加に伴い、導入コストが安い「クラウド版」をリリースした。1年間で10社への納入を目指す。同社では「クラウド版は山口や広島など九州外の弁当業者からも問い合わせをいただいており、西日本エリアでの拡大を図りたい」と話している。

同社は2000年3月設立。資本金1000万円。従業員数は12人。17年12月期の売上高は8500万円。松浦社長は長崎県対馬出身。1957年9月24日生まれの60歳。

2018年2月6日発行