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宅配向け需要増で減収増益 五洋食品産業中間決算


週刊経済2021年1月26日発行

売上高は9億5800万円

冷凍洋菓子製造販売の五洋食品産業㈱(糸島市多久、舛田圭良社長)の2021年5月期(6~11月)中間決算は、売上高が前年同期比9・5%減の9億5800万円、経常利益が14・8%増の3700万円で減収増益となった。
飲食店向けの業務用、宅配用、小売市場、海外向けの4つの販売チャネルで新規取引、既存拡大を図り、業務向けは飲食店を中心に落ち込みが続いているが、宅配用はコロナ禍で自宅での食事が高まっていることに加え、海外向けは北米や香港での需要が拡大していることから堅調に推移した。収益面は製造原価の低減、また、昨年7月にタイ王国の製造会社と業務提携し、輸出販売以外にロイヤリティ収入も入ることからさらなる収益、販路拡大を見込んでいる。期首では新型コロナウイルスの影響により未定としていたが、今期売上高は前年同期比0・9%増の20億6300万円、経常利益が同6・2%増の5200万円で増収増益を見込んでいる。