宅配クリーニングサービスを開始　エルゼ

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週刊経済2022年10月12日発行

全国２４時間ネット注文可能

九州や近畿、関東地域でクリーニング店を展開する㈱エルゼ（大野城市白木原５丁目、平田寛一社長）は８月１９日から全国を対象に、宅配クリーニングの新サービス「ｆｏｆｏ」を開始した。
２４時間ネットからの注文が可能で、同社が強みとする特殊ウェットクリーニング技術「アクアトリートメント」による洗いが特長。業界主流の「ドライクリーニング」と異なり、汗などの水溶性の汚れ落としに強く、全国的にも珍しい無添加石けん（「シャボン玉石けん」）配合の洗剤を使用している。料金は、衣類５点コースで１万１９００円（税込）、１０点コース１万６５００円、１５点コース２万９００円で、オプションとして１３０ｃｍサイズ以下の子ども服を１点７００円で注文できる。さらに、出した衣類は最長１２カ月保管が可能。
平田社長は「２０年以上改良を続けてきたウェットクリーニングの技術で、水洗いの宅配サービスの中では低価格であるのも特徴。また長期保管により、自社にとって繁忙期を避けたクリーニングが可能になるとともに、お客さまは自宅の空いた収納スペースを有効活用できる」と話している。
平田社長は北九州市出身。１９５８年１０月１日生まれの６４歳。早稲田大学法学部卒。趣味は読書。
同社は１９５４年１１月創業。１９６３年９月設立。資本金１億円。クリーニング事業のほか、ウォーターサーバーブランド「クリクラ」を扱う「アクアデザイン」事業、オフィスや店舗、家庭向けに玄関マットやモップ等をレンタルする「ダストコントロール」事業を展開。従業員約８００人（パートなども含む）。売上高は約３０億円（２０２１年１２月期）。