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学習者用デジタル教科書の活用環境を快適化 YEデジタル


週刊経済2023年2月28日発行

通信負荷を軽減

BtoB向けのITソリューション企画・開発・提供の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)は2月から、「学習者用デジタル教科書キャッシュ機能」を新たに搭載した、学校ネットワークアクセス管理装置「NetSHAKER W-NAC(以下NetSHAKER)」の提供を開始した。
NetSHAKERは、学習者用デジタル教科書配信クラウドから取得したコンテンツを一時的に保存し、配信クラウドまでの通信負荷を軽減するもの。
2024年度から学習者用デジタル教科書の活用が開始する一方、すでに活用を始めた学校では、児童生徒がデジタル教科書コンテンツに一斉アクセスすると、通信遅延が発生するケースがあった。「NetSHAKER」は、配信クラウドから取得したコンテンツを一時的に保存し、同じコンテンツに児童生徒がアクセスする際、保存したコンテンツから応答させるため、インターネットへのアクセス量を削減し、回線の負荷を軽減することができる。これにより、アクセスが集中することの多いデジタル教科書の快適な活用環境の構築につながる。
同社は「当社は学校向けサービスの実績は35年以上。学校にインターネットが接続されるようになった2000年前後から、パソコン教室整備向けのセキュリティ製品を提供している。今後も安心・安全な通信環境づくりを支援していく」と話している。