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学生を対象に総額約5億円の緊急支援を実施  中村産業学園


学習環境・経済支援など3項目

九州産業大学および同大学造形短期大学部を運営する学校法人中村産業学園(福岡市東区松香台2丁目、津上賢治理事長)は5月7日、九州産業大学(同、榊泰輔学長)と同大学造形短期大学部(同、小田部黃太学長)の全学部学生(研究生、科目等履修生を除く)を対象に、総額約5億円の新型コロナウイルス感染症に関わる緊急支援を実施することを明らかにした。
緊急事態宣言下での遠隔授業の長期化や学費を負担する保護者などの家計急変、学生のアルバイト収入減少に伴う経済的困窮などを背景に、緊急支援措置を講じるもの。緊急支援の内訳は「学習環境支援」(総額約4億3700万円)、「経済支援」(同5千万円)、「学生生活・諸活動支援」(同1500万円)の3項目となる。
「学習環境支援」では学生に遠隔授業の受講に必要な環境整備の支援として一律3万円を支給するほか、教科書・教材費として上限1万円の実費補助、教科書のWeb購入に伴う送料負担を実施。「経済支援」では経済的に困窮している学生に対して家計急変給付金を2万円支給。「学生生活・諸活動支援」では学生食堂などテークアウト商品に対する購入補助(期間限定)や就職活動に関する「履歴書・応募書類封筒」、「卒業見込証明書」、「成績証明書」、「健康診断証明書」の発行手数料と大学からの郵送料無料化、屋外ベンチ・テーブル増設など3密回避のための環境整備を行う。
実施時期、実施方法については体制が整い次第、順次実施する方針。また、修学費の延納手続き相談や高等教育修学支援新制度(大学院を除く)や日本学生支援機構貸与型奨学金、教育ローンなど各種奨学制度などの活用も合わせて案内している。

2020年5月26日発行