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学校業務管理システムを本格展開 アプシスコーポレイション ASP方式で
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ソフト開発の株式会社アプシスコーポレイション(福岡市博多区東比恵八丁目、平川佳世社長)は、ASP方式での学校業務管理システムを本格展開する。
これは二〇〇〇年から開発を開始した同システムが福岡県教育委員会に採用され、〇三年から福岡県公立高校七校(単位制、総合学科、通信制、中高一貫)、約一万二千人分のデータを広域運用管理した実績と完成度が高まったため、「ティーチャーナビ」として展開するもの。
当面は自社の営業スタッフ、代理店構築に注力し、全国展開を目指す。
複数の学校の業務処理・データ管理を一カ所のデータセンターで共同利用することで、個人情報保護や一校だけでの情報化が難しい学校はコスト面でもメリットが大きいという。
成績評価、出欠管理など教育現場でのあらゆる業務に対応しており、 データの入・出力はブラウザ(インターネットエクスプローラ等)を使い、ホームページを見る感覚で操作する。出欠管理など十一の基本項目での同システムの月額使用料は、生徒一人あたり六十円(年間五十人単位の契約)。また、入試管理システムなどの項目を必要に応じて別料金で追加できる。現在、十数件の自治体から引き合いが来ているという。
小学校から大学、専門学校などあらゆる形態の教育機関に対応し、小・中学校専用の「ティーチャーナビジュニア」もある。 同社では「このソフトを売るだけではなく、業務分析、個人情報管理のセキュリティ対策のツールとして利用してもらうことで、教育現場の業務改善に貢献したい」と話している。
同社は二〇〇〇年設立、資本金四千二百万円、従業員八人。 平川社長は一九五一年三月一日生まれの五十四歳、奈良県出身、西南学院大学商学部卒。
2005.3.8 発行 週刊経済より