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学内eラーニングシステムを企業、教育機関に提供  サイバー大学    コンテンツ制作機能などを充実


 ソフトバンクグループでインターネット通信制のサイバー大学(福岡市東区香椎照葉3丁目、川原洋学長)は4月4日、学内で運用するeラーニングシステム「Cloud Campus(クラウドキャンパス)」を学外向けクラウドサービスとして提供を開始した。
 コンテンツ制作費や社内のITスキルに課題を抱える一般企業、教育機関や地方自治体に向けて、ICT活用を促す目的でリニューアルしたもの。クラウドキャンパスは、同大学が独自開発したクラウド型eラーニングシステムで、ビデオを主体にした授業コンテンツの制作や、配信、受講管理、小テストやレポートなどの課題やディベートの実施、および、成績評価がひとつの基盤として提供している。教育機関、企業向けに改良した点は(1)スライドショーと同期したビデオやテスト問題などをPCのブラウザで制作し、配信できるコンテンツ制作機能(2)学習状況の進ちょくや目的の管理が簡素化できる学習者向けポータル機能(3)科目、研修コースの設計や開講期間、受講管理などの管理ツール、など。初期費用10万円から、月額7万円からで、大学を運営するサイバーユニバーシティ株式会社(東京都港区、緒方惠一郎社長)が主にサービスの提供、運用に携わる。同大学では「クラウドサービスを再構築し、企業や自治体でも大いに活用してほしい」と話している。