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子会社2社増と利益確保策奏功し大幅増益  ヤマエ久野    経常益41.5%増加


 九州最大手の独立系総合商社、ヤマエ久野株式会社(福岡市博多区博多駅東2丁目、出森義人社長)の2008年3月期連結中間決算は、売上高が1285億1,100万円で前年同期比3.9%増、営業利益が 12億4,800万円で同54.4%増、経常利益が13億600万円で同41.5%増と増収増益となった。中間純利益は同2.2%増の6億6,400万円だった。
 流通業界では企業再編や系列化の進行が加速し、機能充実とローコスト競争が一段と熾烈化するなか、昨年下期から連結子会社となった酒類・食料品卸の株式会社カクヤマとレンタカー事業のヤマエオート株式会社の売上高が増収に貢献した。利益面では、グループ一丸で販売益の確保やローコストオペレーションの追求による経費の節減に努めた結果、営業益、経常益ともに前年同期を大幅に上回った。主な部門別で見ると、主力の食品関連事業は売上高が 1,141億7,200万円で同3.0%増、営業利益が17億2,200万円で同42.8%増の増収増益。第2の柱である住宅関連事業は売上高が78億1,300万円で同5.2%増、営業利益が6,300万円の同33・8%減の増収減益だった。
 通期では従来予想の売上高が2,500億円で前期比0.4%増、営業利27億円で同17.0%増、経常利益が26億円で同4.8%増、当期純利益が15億円で同6.4%増を見込んでいる。