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子会社の九州エリアセンターに太陽光発電・蓄電システム 東京のコーユーレンティア


週刊経済2024年1月23日発行号

太宰府市との防災協定に役立て

オフィス家具、什器、備品レンタルのコーユーレンティア㈱(東京都港区、梅木孝治社長)は、グループ子会社でレンタル商品倉庫業を手掛けるコーユーロジックス㈱の九州エリアセンター(太宰府市)に自家消費型太陽光発電と蓄電システムを設置し、12月28日から稼動を開始した。
再生可能エネルギー推進と地域のBCP対策(災害発生時の事業復旧や継続のための対策)を目的としたもので、リユースパネルを活用。同社は2030年までに事業活動における使用電力を100%再エネにする目標を立てている。また九州エリアセンターが所在する太宰府市と「災害時における物資の供給協力に関する協定」を22年9月に締結。災害発生時に避難所で必要となる冷暖房機器や家電製品など同社が保有している品種を優先的に提供することを取り決めたもので、今回同協定のBCP対策に役立てるため、太陽光パネルに加え蓄電システムを設置した。これにより、災害発生時に日中・夜間にかかわらず電源が取れる施設として活用が可能となる。設置した太陽光パネルの仕様は、340Wパネル198枚で、発電出力67・32kW。同社では「自社の事業活動に使用する目的で太陽光パネルを設置したのは、関東エリアセンター、中部エリアセンターに次ぐ3カ所目。その中で地域との連携協定に役立てる取り組みは九州エリアセンターが初めて」と話している。
同社は1970年10月設立。資本金8億7896万円。22年12月期連結売上高は261億8816万円。