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子会社のマルショクを吸収合併 サンリブ


9月1日付で

スーパー運営の株式会社サンリブ(北九州市小倉南区、佐藤秀晴社長)は6月1日、同業の子会社株式会社マルショク(大分市東春日町、同)を9月1日付で吸収合併すると発表した。

両社は株式を持ち合い、役員の相互派遣や仕入れ先の共通化などを進めていた一方で、出店エリアや店舗規模に応じてサンリブ、マルショクの店舗を分けて出店していた。サンリブの売上高(17年2月)は新規出店や改装効果で前期比2・2%増の1429億6300万円と増収増益だったが、マルショクの売上高は熊本地震で20店舗が被災した影響で最終損益は34億400万円の赤字だった。経営安定化のため、サンリブは昨年12月、17%の株式を保有してグループの一員だったマルショクの全株式を取得して子会社とした。今回の合併では、管理部門のコストを抑えるとともに、グループ再編による組織体制の強化を図り、大手競合社の進出にも備える。現在出店しているそれぞれの店舗名などは変更せず、社長はサンリブの佐藤秀晴氏が引き続き務める予定。また、合併に伴い来年2月期には10店の閉鎖、新たに3店舗を出店し、18店舗以上をリニューアルする予定。同社では「地場スーパーとして競争に勝つには経営資源を一本化し、経営基盤の強化を図ることが重要と考えた」と話している。同社は広島や佐賀など4県に74店舗、マルショクは大分や熊本など九州4県に83店舗を展開している。

同グループは1947年11月設立。資本金は14億4750万円で、従業員数は6293人。2017年2月期の売上高は2081億3500万円。

2017年6月27日発行