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子どもの成長機会創出に関する協定 熊本高専とNTTドコモ、NTTコミュニケーションズ


週刊経済2023年6月27日発行号

 独立行政法人国立高等専門学校機構熊本高等専門学校(熊本高等専門学校、熊本県八代市、髙松洋校長)と㈱NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ㈱は6月6日、ユーザー指向プログラミング教育を通じた子どもの成長機会創出に関する協定を結んだ。
3者が相互に連携・協力し、子どもたちが将来、デジタル社会において自由に力強く能力を発揮できるよう、子どもの成長や自由な発想を促す各種取り組みを実施する。また、障がいの有無にかかわらず、参加する子どもたちが取り組みを発表できるインクルーシブ(※1)なイベントも開催していく。具体的には、熊本高等専門学校が開発したインターフェイス(接続器)を利用し、ボタンを押すだけで簡単なロボットを動かすことが可能となるインプットデバイスの開発や子どもたちが自分で設定した課題を解決する体験ができるようなインクルーシブなイベントの企画、実施など。
熊本高等専門学校は、GEAR 5・0(未来技術の社会実装教育の高度化※2)における介護・医工分野の中核拠点校として「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB構想とAT技術者育成による共生社会の実現」の事業テーマのもと、協力校6校(函館・仙台・長野・富山・徳山・新居浜)と共にさまざまな研究、取り組みを進めている。一方、NTTドコモは、「子どもの未来を、もっと。」をコンセプトに、家族とともに子どもの成長をはぐくむ新ブランド「comotto」を立ち上げ、NTTコミュニケーションズとともに「子どもの成長を後押しする体験」を提供する取り組みを実施している。
※1 「年齢や性別、国籍、心身の障がいの有無に関係なく包括的な共生社会を目指した」の意味合いを表現している。
※2 独立行政法人国立高等専門学校機構が立ち上げた「Society 5・0型未来技術人財」育成事業を構成するプロジェクトの一つ。