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女性活躍推進「えるぼし認定3つ星」を取得 よかタウン


週刊経済2021年12月21日発行

九州の不動産業で初

戸建分譲事業、注文住宅事業などを手掛ける㈱よかタウン(福岡市東区松島6丁目、野島幸司社長)は11月18日、厚生労働大臣による「えるぼし認定3つ星」を取得したと発表した。
「えるぼし認定」は、女性活躍推進法に基づいて行動計画の策定・届け出を行った事業主のうち、取り組みの状況について厚生労働省が定めた基準を満たす事業主を認定するもの。評価項目の5つをすべて満たした「3つ星」、3・4項目の「2つ星」、1・2項目の「1つ星」の3段階があり、20年6月からはさらに要件の多い「プラチナえるぼし」も始まった。同社では「採用」、「継続就業」、「労働時間等の働き方」、「管理職比率」、「多様なキャリアコース」の5項目で基準を満たし「3つ星」に認定された。えるぼし認定企業は、21年9月時点で福岡県内34社(うち3つ星認定は24社)。九州全域では68社(同48社)が認定を取得しており、九州の不動産業では同社が初の認定となった。女性の育児休暇取得率は100%、男性の育児休暇制度についても今年4月からスタートし、5人(100%)が取得済み。また、19年には本社ビル内に企業主導型保育園「よかタウン保育園」を開設している。
同社では「男性の育児休暇取得実績も続々と出てきている。今後、九州全域への展開を目指す中でも制度面の拡充を推進し、各地域で柔軟な働き方を支援していきたい」と話している。
同社は2000年5月設立。資本金は9496万円(資本準備金含む)。21年3月期の売上高は202億円。従業員数は217人(21年4月1日現在)。