奈良のやまと産業を子会社化　プラッツ

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週刊経済2024年5月15日発行号

取得価額は５億５６００万円

介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ（大野城市仲畑２丁目、河内谷忠弘社長）は４月１８日、ウレタンフオームの加工、販売を手掛けるやまと産業㈱（奈良県山辺郡山添村、塩谷裕司社長）の発行済み全株式を取得し、子会社化することを決めた。株式譲渡実行日は同３０日。
やまと産業は１９６８年１１月設立。資本金１千万円。２０２３年３月期売上高は１０億６１００万円、経常利益は５７００万円。従業員４３人（２３年２月）。国内有数のウレタンフォームの加工設備およびウレタンマットレス製品の開発力を有しており、国内大手寝具メーカーの製造委託先として長年の取引関係を持つ。医療介護用電動ベッドの周辺機器にあたるマットレス分野の強化と、やまと産業の本業である個人向けのマットレス製造販売（ＢｔｏＢｔｏＣ）への展開を同時に取り組むことで、企業グループとしての成長性と収益性の向上を図る狙い。取得株式数は７５６０株で、取得価額は５億５６００万円。同社では「２４年６月期連結会計期間においては貸借対照表のみを連結し、次期連結会計期間から損益計算書を連結する予定」と話している。
同社は１９９２年７月設立。資本金５億８２０５万円。２０２３年６月期売上高は６３億１２００万円。従業員１１０人（連結）。