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太陽光自家消費システムが本格稼働 オガワ機工
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週刊経済2021年6月1日発行
イデックスゼロプランを採用
オーダーメイド型自動省力機器、搬送設備製造のオガワ機工㈱(久留米市宮ノ陣町、伊藤秀典社長)が本社事務所および工場屋上に設置していた太陽光自家消費発電システムが本格稼働した。
SDGsの観点から、社会課題および労働環境の改善や生産性の向上、企業価値を高めるなどの目的で導入したもの。今年2月、㈱新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長)が提案した太陽光自家消費システム「イデックス ゼロプラン」を採用・契約し、屋上に太陽電池モジュールほか、パワーコンディショナー、交流集電盤、既設キュービクル(高圧電気を低圧電気に変圧)などを設置。太陽光発電の設置面積は1009㎡で、太陽光設備容量は147・96kW、年間発電電力量は17万1497kWh、年間自家消費量は7万415kWhを設定している。
同プランは新出光が電気契約者の建物に太陽光発電システムを投資設置するため、初期費用やランニング費用がかからないのが特徴。契約者は同システムでつくられた電気を消費し、消費した太陽光電気は新出光が同社に毎月請求する。余剰電力は同プランに基づき、新出光の新電力として売電されるという。なお、同プランの契約年数は13年となっている。伊藤社長は「近年、取引先から持続可能な社会実現、SDGsの観点を求められることもあって今回の導入となった。ただし、キュービクルの容量アップが必要だったため、その改造工事に約450万円を要した。毎月の電気代削減も実現できるメリットも大きく、今後さらにSDGsに対する認識を高めていきたい」と話している。
同社は1976年5月に設立。資本金は2千万円、従業員数は29人。2021年2月期の売上高は4億5291万円。