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太陽光発電など5事業部制に組織改編  サニックス    太陽光、有機廃液事業強化図り


 総合環境衛生管理業の株式会社サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政伸一社長)は2月15日付で組織を改編、従来の3事業本部制から5事業本部制に移行した。
 昨年からスタートした住宅用太陽光発電システム販売事業と従来環境資源開発事業本部で担当していた有機廃液処理事業を、事業本部として独立させてそれぞれの強化を図るもの。「太陽光発電システム事業本部」は本部を東京に置き、新年度の最重点項目として取り組む一般戸建て住宅用太陽光発電システム販売事業を統括する。現在販売店網の構築を手掛けており、「販売店募集には2000件ほどの応募があり、6月までには1000店を超える販売店網ができる見通し」(宗政伸一社長)という。新規顧客に関しては同事業本部が統括し、直接的には今回募集している販売店が開拓していくことになるが、同社の持つ約30万件の既存顧客に対してはHS(ホームサニテーション)事業本部が直販する。「有機廃液処理事業本部」は、一昨年秋のリーマンショック以降続いている、食品メーカーや外食産業などからの食用廃液排出減少に対応して、その開拓を強化する新しい事業としてスタートする。また今回の組織改編では、HS事業本部内の特別販売課を「特別販売部」に昇格。従来、JA等との業務提携で進めていた一般家庭に対する既存商品販売に加え、産業用の太陽光発電システム販売も担当。企業や公共の入札などにも参加する予定で、さらに家電量販店へのアプローチやハウスメーカーとの連携なども模索しているという。