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太宰府駅を27年ぶりに大改装 西日本鉄道


約2億6000万円を投資

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、工事費約2億6000万円を投資して太宰府駅(太宰府市宰府2丁目)を大幅リニューアルする。8月に着工し、12月完成予定。
同駅にとって1991年以来27年ぶりの大改装。太宰府市の観光入込客数はインバウンドを中心に増加傾向にあり、2016年度には912万人に達しており、太宰府エリアの玄関口となっている同駅は1日約1万2000人が利用している。今回の改装では「町との共栄駅」をコンセプトに、駅の内外装に太宰府を連想させる要素を散りばめ、駅に着いた瞬間から太宰府を訪れた雰囲気を感じてもらえる設定にする。併せて、利便性向上のため駅機能も整備する。
具体的には、駅の内外装に同天満宮をイメージした朱色を用い、太宰府を訪れる期待感を醸成。また、太宰府市の花である「梅」をあしらった照明やベンチを設置し、内コンコースには太鼓橋をイメージした欄干を新設する。トイレや授乳室などの駅機能の集約、女性トイレへのパウダーコーナー新設のほか、案内サインにピクトサインを活用、多言語表記を整備したデザインの統一、駅前広場のバス停に上屋を新設し、利便性を向上させる。
また、太宰府駅のリニューアルに加えて、太宰府線の西鉄二日市駅の一部と西鉄五条駅のホームの柱を朱色にするなど、太宰府駅を含む太宰府線全体で、太宰府を訪れる期待感を盛り上げる。

2018年7月3日発行