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太宰府市内の全7校の公立小学校対象に文通 筑紫女学園大学


専用ボックス設置で心のケアに

筑紫女学園大学(太宰府市、中川正法学長)は11月2日から太宰府市内すべての公立小学校7校を対象に、手紙交換を実施する「スマイルレター」の取り組みを始めた。
昨年5月から同市教育委員会と連携して、キャンパス・スマイル事業を実施。不登校児童生徒に対して大学内の空き教室を利用して、大学の認定を受けたボランティア学生「スマイル・サポーター」が児童に付き添いゲームや運動、学習支援事業を実施している。スマイルレター活動は新型コロナウイルス感染症の拡大防止により3~5月の臨時休校期間中に、子どもたちの不安を吐き出させる心のケア、交流として始まったが、今回、同市内の7校の公立小学校と同市適応指導教室「つばさ学級」に専用レターボックスを設置して、子どもたちのあらゆる悩みに対応する。実施方法は、校長会を通じて各学校へ案内し、児童生徒の自主参加で手紙をレターボックスに投函する。それを市教育委員会が手紙を回収、集約し、同大学へ届ける。手紙を受け取った、スマイル・サポーターが返事を各個人に郵送で送る仕組み。実施期間は来年1月末までを予定している。
同大学では「カウンセラーや社会福祉を目指す学生ボランディアスタッフが子どもたちに寄り添うとともに、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくり。自信とエネルギーの回復のきっかけになれば」と話している。

2020年11月10日発行