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太宰府市に建設中の小学校が開校 都築育英学園 初年度は26人が入学
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都築総合学園グループのひとつで第一経済大学、第一保育短期大学などを経営する学校法人都築育英学園(福岡市南区玉川町、都築泰壽理事長)が太宰府市に建設していた小学校が四月十一日に開校した。
開校したのは「リンデンホール小学校(都築仁子校長)」。国際人の養成が目的で、国語以外の授業は全て英語を用いて進めるという全国でも稀な授業形態を採用する。
場所は同市五条六丁目の国道3号沿い。総敷地面積一万七千平方メートルのうち、校舎敷地が四千四百五十平方メートル、運動場敷地が四千五百九十平方メートル、森、パーキングなど八千三百五十七平方メートル、カフェテリア四百平方メートル、学生寮四百八十平方メートルで構成されている。一学年(新一年生)四十人の定員に対して七十五人の応募があり、入学試験の結果二十六人が入学した。
講師陣は世界的数学者の廣中平祐氏や陶芸家の高鶴大氏、外国人教師など九人体制。授業時間は六年間で文部科学省学習指導要領の基準より約千時間以上多く設定し、IT教育やプレゼンテーションなどもカリキュラムに組み入れる。四月から九月までを前期、十月から三月までを後期とする二学期制。入学金は三十万円、授業料は月額八万円。
同学園では第一期生の来年度入学者が卒業する二〇一〇年頃までには、同様に英語で授業を進めるリンデンホール中学校を、さらにその三年後までにはリンデンホール高校の開校も検討している。
都築総合学園グループは一九五六年四月創業。第一経済大学、第一薬科大学などをはじめとして、全国に大学、短期大学、専門学校を多数展開している。
2004.4.20 発行 週刊経済より