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太宰府市と共同で観光DX推進 東京のバカン
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週刊経済2022年1月12日発行
太宰府天満宮参道の混雑状況可視化
飲食店やトイレなどの空席情報配信サービスを展開する㈱バカン(東京都千代田区、河野剛進社長)は12月28日、太宰府市(楠田大蔵市長)と共同で、観光DX推進の一環として太宰府天満宮の参道の混雑状況を可視化する取り組みを開始した。
太宰府天満宮の参道に定点カメラを設置して混雑情報を24時間自動で検知し、AIなどで情報を解析して混雑状況を配信する。バカンが提供しているリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用するもので、参拝者は専用ページと混雑情報が地図上に表示される機能「VACAN Maps」から混雑情報を確認できる。スマートフォンやPCを通してアクセスでき、参拝者が事前に混雑状況を確認しやすい環境を整備することで混雑の抑制を目指す。今後、得られた混雑データを用いて混雑予測や人流解析などの新しい活用方法を含む観光DXの推進も太宰府市とともに検討していく。同社は「取り組みを推進して参道の混雑を抑制することで、観光客の満足度の向上や地域住民の理解につなげていくことも目指していく」と話している。
同社は2016年6月設立。20年1月に九州・沖縄営業所を開設している。