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太宰府天満宮周辺で高級古民家ホテル 大阪のバリューマネジメント
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今夏開業予定
事業再生コンサルティング事業などのバリューマネジメント㈱(大阪市北区、他力野淳社長)は今夏、太宰府天満宮周辺の3つの古民家を改修し宿泊室数9室の高級ホテルを開業する。総事業費は約1・7億円。
太宰府天満宮周辺で50年にわたり料理店を営んでいた「古香庵」を含む3つの古民家を宿泊施設に改修、「古香庵」にはフロントやレストラン(約50席)を併設する。価格帯は宿泊利用が2名1室利用時で6万3000円程度(1泊2食付き)、食事なしの場合4万4000円程度。料金は利用人数、時期などで変動する、また1室あたり4人まで宿泊可能。レストランはランチが約3500円、ディナー約8500円。主なターゲット層は、国内は女性グループ、夫婦・家族などの個人旅行客、海外は日本文化に興味のある訪日個人旅行客。同プロジェクトは、西日本鉄道や三井住友ファイナンス&リース、福岡銀行などが共同で新法人「㈱太宰府CO‐Creation」を設立。古民家所有者から物件を賃借し、宿泊・飲食施設に改修した上で、バリューマネジメントがその物件を賃貸し、運営していく。
バリューマネジメントは、歴史的建造物をホテルやレストランに利活用する再生事業を手掛けており、関西を中心に16施設運営、再生した施設は20カ所以上で、福岡は初進出。これまでの「日本文化を紡ぐ」というコンセプトを軸に事業を展開してきた実績から、このプロジェクトの運営を決めた。「太宰府天満宮をはじめとする周辺施設と連携し、早朝の境内案内や木うそづくりなどの体験プランや宿泊者限定グッズなどを検討しており、太宰府ならではの魅力を味わうことのできる付加価値の提供を予定している」と話している。
同社は2005年2月設立。資本金3000万円。事業内容は事業再生コンサルティング事業・新規事業開発支援、事業運営(ウエディング会場・宿泊施設の経営・運営)。
新会社の太宰府CO‐Creationは今年1月23日に設立。髙田洋一西日本鉄道事業創造本部観光・レジャー事業部長が社長に就いた。資本金は8000万円。
2019年2月13日発行