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天神BCに東京のHD主要機能を移転 ジャパネットホールディングス


人事や経理部門など

通信販売大手のジャパネットたかたを傘下に置く㈱ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市、髙田旭人社長兼CEO)は11月12日、東京の拠点機能の一部を天神ビッグバンの第一号案件である天神ビジネスセンターに移転させると発表した。
コロナ禍におけるオフィス改革の一環。人事、経理、経営管理などHDの主要機能の他、グループ会社のクルーズ事業や新規サービス事業、クリエイティブ部門など12部門が移転する。これに伴い東京から約50人を異動し、福岡で新たに約110人を中途採用する方針。天神ビジネスセンターの12階~14階の3フロア、延べ床面積約7千㎡を区分所有する。21年9月に竣工予定で供用が始まり次第入居する。天神BCは地上19階、地下2階建てで延べ床面積は6万1116㎡。同社が移転を踏み切るポイントにもなった非接触でオフィスやトイレに入室できる衛生対策機能や、換気機能など新型コロナウイルス感染症対策に対応した機能性と、大規模免震構造を持つオフィスビルで大手企業誘致を進めている。髙田社長兼CEOは「コロナがオフィスのあり方を見直すきっかけになった。福岡は東京と比較し通勤時間が半分以下であることや、本拠地である佐世保市にも近く、社員が福岡だったら異動を受け入れてくれるという声もあり踏み切った」と話している。

2020年11月24日発行