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天神4丁目に本社移転 カプセルジャパン


週刊経済2023年4月25日発行

上場を見据えた事業拡大で

IPマネジメント事業などを手掛けるカプセルジャパン㈱(東京都新宿区、埴渕修世社長)は4月1日、本社を福岡市中央区天神4丁目に移転した。
2027年までの上場を見据え、アジアを中心とした海外拠点との利便性を向上し、事業を拡大させる狙い。本社機能と主要事業のYoutubeアニメコンテンツなどIP制作を担う。新本社は溝口病院南東側の天神ファーストビル7階。リモート勤務を推奨しており、作業はコワーキングスペ―スを利用する。海外拠点は台北、上海、香港、パリ。主に日本で制作したIPを展開する。日本アニメ文化の人気を受け、今後は中東への進出を予定している。現在従業員数は約100人だが、そのほとんどが台北で業務に従事している。来年には福岡での新規採用を中心に10〜20人の採用を目指す。埴渕社長は「地元の若者や企業と積極的に連携し、福岡を代表するグローバル企業を作っていきたい」と話した。
埴渕氏は富山県南砺市出身。1984年2月27日生まれの39歳。愛知教育大学卒。福岡市の「スタートアップ都市」宣言の支援を受け同社を起業。その後、東京都に本社を移転したが、今年福岡市に再移転。趣味は水泳、登山、マンガ。
同社は2013年11月設立。資本金1億円。売上高は約10億6千万円。(2022年12月期)