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天神2丁目に薬を使わない心療内科  広島市の医療法人ハンス   TMS磁気刺激治療を導入


 広島市で心療内科などを展開する医療法人ハンス(広島市南区皆実町1丁目、長井敏弘理事長)は11月25日、福岡市中央区天神2丁目に「ハンス心療内科福岡医院」を開院した。
 今年5月に薬を使わない「TMS磁気刺激治療」を導入したハンス心療内科広島医院をオープンしたところ口コミで広がり、九州からの来院が多かったことから福岡に開設した。同治療は、磁気を用いて脳の特定部位に刺激を与え、神経回路を活性化させることでうつ症状などを改善する。薬物療法などの従来の治療法に比べ、副作用が少なく、安全性が高いのが特徴。治療費は1万8000円(自由診療)。また、心理カウンセラーと諸問題を解決するとともに規則正しい生活を身に付ける「認知行動療法」も取り入れており、治療費は初回8000円で2回目以降30分4000円、50分6000円。完全予約制で診療時間は月・金・土・日の午前8時30分~午後5時30分まで。場所は、明治通り沿いで野村証券福岡支店が入居する「福岡天神センタービル」西隣の「天神三井ビル」2階。事務所面積は139平方mで、診察室、5つの治療室、待合スペースで構成されている。長井院長は「うつ症状が長期間続き、薬の効果が感じられない方やうつ症状に対する服薬に不安を感じている方、早く治したい方のお役に立ちたい」と話している。
 同法人は2015年3月設立。整形外科・内科・外科・リハビリ科の宮内総合クリニックやハンス心療内科広島医院、企業・官公庁のメンタル支援のみなみメンタルサポートを展開している。従業員は34人。