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天神南~博多間、3月27日開業へ 福岡市交通局
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週刊経済2022年9月13日発行
14分短縮、利用客2・3万人増加へ
福岡市交通局は8月31日、工事を進めている七隈線の延伸ルート、天神南駅~博多駅間が、3月27日に延伸開業することを発表した。
13年12月から工事を進めている約1・4㎞の延伸区間で、祇園エリアに中間駅の「櫛田神社前駅」を新設するほか、七隈線の新駅となる博多駅も開設する。当初は20年度の開業予定だったが、16年に発生した博多駅前の陥没事故の影響で工事が一時中断し、開業が約2年、後ろ倒しとなった。これまで、七隈線から博多駅に移動する際は天神南駅~天神駅間の約10分の徒歩移動が必要だったが、延伸開業により、博多駅までの移動時間は約14分短縮される。現在、七隈線の利用客は1日約6万人とされるが、開業効果により、新規で約2・3万人の利用客増加が見込まれると試算。現在、延伸に合わせて、新型車両「3000A系」を順次投入(計4両)しており、市交通局は「博多まで一本。博多から一本」をキャッチコピーに、開業に向けた機運を盛り上げていくとしている。
高島市長は会見で、「市西南部地域とのアクセスが格段に向上することにより、七隈線沿線の土地は従来以上に人気が出てくることが予想され、それに合わせた新たなまちづくりも進んでいくことも期待される」とコメントしている。