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天神共通デジタルスタンプカード発行 都心界


天神15商業施設・約2000店舗で利用可

岩田屋本店や新天町商店街など天神の15商業施設で構成する都心界(村上英之会長・㈱岩田屋三越社長)は、今年発足70周年になるのにあわせて4月2日から、デジタル上で15施設共通のスタンプカードサービスを開始する。
15施設・約2000店舗をひとつの仮想モールにみたてたもので名称は「天神ユナイテッド」。サービス開始に先立って、3月24日から同サービスのためのカード一括管理アプリがダウンロード可能になり、4月2日から実際にデジタルスタップカードの「天神ユナイテッドカード」が利用できる。「天神ユナイテッドカード」は、15施設・約2000店舗のどこで買い物をしても、500円(税込)毎に1スタンプが付与され、15スタンプが貯まれば抽選でプレゼントが当たる仕組み。プレゼントは2カ月ごとに更新する。最初の2カ月は「天神共通お買い物券」や「台北飲茶ツアー」など。
また、福岡市の「一人一花運動」とも連動し、プレゼントのひとつとして「一人一花賞」を設け、季節の花のタネを用意するほか、15各施設で共通のフラワーアートも展開させていく。
今回の「天神ユナイテッドカード」の発行にあわせ、参加する約2000店舗全店にタブレット端末を配布。利用者の購買記録や回遊データを取得、共有していく。15施設間でデータ収集する例は初めてで、「将来的に、集まったこれらビッグデータを解析し、現金の解消、待ち時間の解消、探す手間の解消といった天神のデジタル化につなげたい」(村上会長)としている。

2018年3月27日発行