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天神ロフトと産学連携協定  福岡大学商学部    教育・研究の深化を目的に


 福岡大学商学部(福岡市城南区七隈8丁目、山本和人商学部長)は12月3日、教育・研究の深化を目的に天神ロフト(同市中央区渡辺通4丁目)を運営する株式会社ロフトと産学連携協定を結んだ。
 これまでの経験と実績をもとに、天神ロフトとの連携協力により学生に商学理論の実践の場を提供するとともに、企業と大学と新しいタイプの産学連携のあり方を模索するもの。商学部には、様々な専門分野の研究者がおり、総合的・横断的なアプローチが可能。「新しい産学連携の構築に積極的に取り組み、今後は、天神ロフトの豊富な経験とノウハウから多くを学び、九州・福岡という地域から新しい成果やモデルを生み出していきたい」(山本学部長)と話している。
 一方、ロフトは生活雑貨専門店として1996年に創業。現在、全国で102店舗を展開し、年商は約1000億円。これまで若者のニーズを捉えたいと本店の渋谷ロフトは青山学院大学、京都ロフトは立命館大学、梅田ロフトは大阪芸術大学、仙台ロフトは東北学院大学など様々な大学と産学連携を締結してきた。今回の天神ロフトと福岡大学は九州では初めての連携締結。同社では「インターンシップのようなアイデアの提案をもらって終わりとするのではなく、実際に売場を変え、新しいニーズを学生と一緒に掘り起こしていきたい。ロフトが変わっていくために学生の力を借りたい」(野村純天神ロフト館長)としている。