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天神の情報発信・交流施設をリニューアル UR都市機構九州支社


週刊経済2023年5月16日発行号

開設から2年、運営体制変更

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)九州支社は5月8日、福岡市中央区天神4丁目にある情報発信・交流施設「URBANG TABLE(アーバンテーブル)」をリニューアルオープンした。
場所は、福岡中央郵便局裏、天神ビル新館1階のUR天神オフィス内。福岡市都心部で「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」、「ウォーターフロントネクスト」など、官民連携の開発が進んでいることを受け、まちづくりに関する情報発信や交流の場として2020年12月に開設した。オフィス部分を含むフロア面積は91・8㎡。今年度から運営を㈱TAP(福岡市博多区中洲5丁目、内田一博社長)、一般財団法人ウェルネスサポートLab(同市中央区渡辺通2丁目、笠淑美代表理事)、㈱YOUI(同市博多区上川端町、原口唯社長)の3社によるJV「Project Mariage」が手掛け、まちづくりをテーマとしたトークイベント等の開催に加え、新たに「ウェルビーイング」(心身ともに満たされている状態を表す概念)や「リビングラボ」(生活者視点を生かしたオープンイノベーションの場)の手法を取り入れた企画を追加する。ウェルビーイング関連では、エクササイズや瞑想、読書会、朝食会などの開催や、看護師などによる健康相談を実施。リビングラボの手法を取り入れた「URBANGゼミナール」では、あらゆる方向からまちづくりについて学び、議論する場を提供する。
施設はレンタルスペースとしても運営し、利用料は1時間2千円(税別)。従来カフェが出店していた部分はテスト出店や出張販売、マーケティングなどに提供するポップアップスペースとし、使用料として売り上げの10%を徴収する。