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天神の因幡町通り地下通路が開通 西日本鉄道・福岡地所・三菱地所
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週刊経済2022年9月13日発行
天神ビジネスセンターや市庁舎に接続
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)、福岡地所㈱(福岡市博多区住吉1丁目、榎本一郎社長)、三菱地所㈱(東京都千代田区大手町、吉田淳一社長)が中央区天神で整備を進めてきた「因幡町通り地下通路」が完成、8月26日に開通した。
同事業は、2015年に国の「国際競争拠点都市整備事業」に認定され、約7年をかけて整備を進めてきた。場所は天神1丁目交差点と、福岡市役所西交差点を結ぶ「因幡町通り」の地下で、既存の地下通路や隣接ビルとバリアフリー動線で接続する。長さは延長約140m、幅は約6m。地下鉄天神駅や福岡市役所市庁舎地下通路、天神ビジネスセンターに接続しているほか、建設中の福ビル街区建替プロジェクト、建て替えを進める旧MMTビル、イムズ跡の「(仮称)天神1‐7計画」にも接続する。アーチ状の天井には、不燃化した県産木材を使用した。
同日に開いた記念式典で、林田社長は「誰もが快適に地下空間を利用でき、天神エリアの地下歩行者ネットワークは飛躍的に向上する。歩いて楽しい街・天神のさらなる魅力向上とともに、天神ビッグバンの推進に継続的に寄与していくことを望む」、高島宗一郎福岡市長は「木材を生かした温かみのあるデザインで、魅力的な通りになった。環境負荷低減の取り組みのほか、福岡ウォールアートプロジェクトにもご賛同いただき、今後アート作品も掲示していく。『ぬくもりと彩り』のある地下通路として、福岡の新しい顔になっていくことを期待している」と話した。