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天神のオフィスビルの土地取得へ 福岡リート投資法人
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週刊経済2021年4月6日発行
6月1日、77億円で
地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)は、天神のオフィスビルの土地を77億円で取得する。6月1日予定。
ビルは明治通りに面する福岡市中央区天神2丁目の「天神西通りビジネスセンター」。福岡リートのスポンサーで、当該物件(土地)を所有していた福岡地所㈱(福岡市博多区住吉1丁目、榎本一郎社長)から取得する。土地の面積は約1343㎡。同所は「天神ビッグバン」の該当エリアでもあり、将来的な再開発も見込まれるため、福岡リートとしては天神のオフィス市況の成長を取り込みたい考え。
グランドビル共有持分9割を星野リゾートグループに譲渡
また、福岡リートは6月1日付で、保有していた「キャナルシティ博多」のうち、グランドハイアット福岡が入る「グランドビル」の共有持分の約9割を、星野リゾートグループ(長野県、星野佳路代表)の星野リゾート・リート投資法人に77億円で譲渡する。星野リゾートグループが「キャナルシティ博多」全体の運営へ一部参画することで、国内客の需要取り込み強化に期待を寄せるとともに、福岡リートも引き続きグランドビルの一部を所有するため、星野リゾートと連携し、「キャナルシティ博多」全体の価値向上を図る。
今回の新規取得と譲渡は、福岡リートが進める投資方針(オフィスビルおよび物流施設を含むその他のアセットの投資比率を上げる)の推進を図るもの。