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大阪市高速電気軌道にEVバス100台納車 EVモーターズ・ジャパン


週刊経済2023年8月17日発行号

大阪・関西万博の輸送バスとして

バスやトラックなど商用電気自動車の開発、製造、販売に携わる㈱EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区白山1丁目、佐藤裕之社長)は7月21日から、地下鉄、旅客自動車運送事業の大阪市高速電気軌道㈱(大阪市西区九条南1丁目、河井英明社長)にEVバス100台を順次納車している。
2025年の大阪・関西万博に向けて温室効果ガス排出量削減と、脱炭素の取り組みを目指す大阪市高速電気軌道社の需要に応えたもの。今回納車するバスは、全長10・5メートル、定速60キロ、負荷重500㎏のエアコンオフ状態で280キロを走行することが可能な乗車定員77人の大型路線EVバスと、全長6・99メートル、定速40キロ、負荷重65%のエアコンオフ状態で290キロを走行できる乗車定員29人の小型コミュニティEVバスの2種類。
同社では「需要に応える製品、および技術の開発に努め、ゼロエミッション社会の実現へ貢献したい」と話している。
同社は2019年4月設立。資本金47億3520万円。従業員71人。今秋には、北九州市若松区で商用EV組み立て工場の稼働を予定している。