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大阪・東京に各1カ所中国語教室の開設を計画   新路  主要都市への出店で競争力強化


 中国語教室「北京・ニーハオ中国語センター」を運営する新路有限会社(福岡市中央区舞鶴1丁目、大塚淳子社長)は年内をめどに、大阪、東京に各一カ所ずつ、教室の開設を目指している。
 同社は中国の北京市で大学進学向けの予備校「北京新干線学校」を運営する馮建(ふうけん)の子会社で、昨年5月第1号教室を同市中央区舞鶴1丁目に開設していた。福岡の教室が軌道に乗ったことから、今後、激戦区である大阪や東京などに開設することで、競争力を上げるのが狙い。
 同教室では、講師に在福岡中国人や中国人留学生など10人を講師に迎えている。1回の講習で、ワンセンテンスを忠実な発音で使いこなすことに目標を置いており、修得しないと次に進めない実践的なシステムを採る。最終的には、中国人とネイティブ感覚で日常会話ができるレベルや、翻訳、通訳ができるようになることを目標に置く。
 第1号教室は、25人の生徒数でスタートしたが、06年2月23日時点で105人に達し、手狭になったことから「教室の移転も計画している」(田中旬一支部長)という。

3月中にも福岡市内の法人向けに出張式中国語教室を開始

 また、同社では3月中にも、福岡市内の法人向けに出張式の中国語教室を開始する。
 同社では昨年1月から9月まで、福岡市内の不動産会社に出張し、ビジネス用中国語教室を開講したところ好評だったことから、ビジネス層の法人需要を開拓するもの。
 出張先は福岡市内に本社を置き、中国語をビジネスツールとして使用する企業。講座の受講人数は基本的には6人だが、相手先の希望にも応じるという。料金は1回90分・月4月回のレッスンで、受講人数に関係なく、1講座あたり1カ月7万円。事前に1回6,000円での体験レッスンを実施するという。
 田中旬一支部長は「中国のGDPが上がり、日本と中国の企業単位での交流の機会が増えている。ビジネス中国語の修得に出張教室を上手く活用してほしい」と話している。
 同社は05年5月設立。資本金300万円。従業員数17人(パート・アルバイト含む)。
 田中旬一支部長は岡山市出身。1979年6月5日生まれの26歳。九州大学法学部卒。趣味は旅行。