NEWS

大阪の東証1部IT会社と包括連携協定 九州工業大学


週刊経済2021年9月7日発行

研究開発の促進や人材の相互交流で

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、尾家祐二学長)は8月30日、東証1部でデータセンター運営などIT業のさくらインターネット㈱(大阪市北区大深町、田中邦裕社長)と産学連携に関する包括連携協定を結んだ。
2020年度には民間企業と約230件の共同研究を実施するなど産学連携を推進。同社とも20年度から大学院情報工学府でクラウドコンピューティング環境をテーマにした課題解決型学習に取り組むなど、連携が進んだことから協定を結んだ。「クラウド・ネイティブ人材の育成と研究の場の提供」を最終目標に、さくらインターネットの開発拠点でのインターンシップや同社社員による講義への登壇など人材交流、情報科学分野における共同での教育・研究活動、施設や研究資料の相互利用などを実施する計画。尾家学長は「本連携を通じて学術の発展や新技術の創出、社会をリードするIT人材の育成に取り組みたい」と話している。