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大野城市仲畑1丁目に4階建て新本社取得   アクシュワン   来年1月めどに物流機能兼ねた新本社稼働へ


 食品の卸売、企画製造の株式会社アクシュワン(福岡市南区高木1丁目、高田橋寛社長)は10月中旬、大野城市仲畑1丁目に4階建ての土地、建物を約5,400万円で取得した。
 同社はフレンチシェフだった高田橋社長の経験を生かし、ホテルの婚礼や立食パーティー用のデザート、オードブルを中心とするオーダーメード対応の企画提案を得意としている。今年4月から、福岡市内近郊に物流機能を備えた新本社を構想していた。12月末から約5,000万円かけ、内装および外観工事に取り掛かり、来年1月めどに物流機能を兼ねた新本社を稼働させる。
 今回取得した物件は、板付インター近くの株式会社高田製麺工場跡地。敷地面積が660平方メートル。建物は鉄骨造りで陸屋根の4階建てで、延べ床面積が1,354平方メートル。新本社では一階を搬入口および原材料の下処理場とし、2、3階は食品の加工場、4階には本社事務所が入居する予定。また、新本社稼働に向けて、現在営業社員を2人、食材を加工するパート・アルバイトを15人募集している。
 なお、現本社は、厨房機能を備えた一階のプレゼンテーションルームおよび営業部は来年4月まで使用するが、管理部門は新本社に集約する。

 初の拠点として東京事務所を来年4月開設
 また、同社では来年4月、同社初の九州外の拠点として東京23区内に、東京事務所の開設を予定している。
 これは現在、売上高の9割以上を占めている九州地区の新規開拓と並行して、関東地区での営業強化を狙うもの。10月末現在、開設場所は決まっておらず、営業スタッフが1~2人配属できる貸事務所を東京23区内に計画しているという。
 高田橋社長によると「関東地区のホテルでは、1日あたりの婚礼、パーティーの件数が多いので需要が見込める」ため、初年度売上高で1億5,000万円を目指す。
 同社は2002年3月設立。資本金1,500万円。従業員数7人。05年2月期売上高が2億5,000万円。
 高田橋社長は大牟田市出身。1959年1月4日生まれの45歳。大牟田南高校卒。6年間東京都のフレンチホテルでシェフを経験後、福岡市内でケーキ店を経営、その後同社を設立。趣味は仕事。