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大野城市乙金にグループ初の複合施設 イデックスオート・ジャパン
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中古車店を核に珈琲店やSSを集結
イデックスグループの自動車事業会社、㈱イデックスオート・ジャパン(略称IAJ、福岡市東区多の津3丁目、髙田敏道社長)は4月5日、大野城市乙金3丁目に中古車販売展示施設やコメダ珈琲店、給油所などで構成するグループ初の複合施設「イデックスファンカーズ乙金」をオープンした。
石油製品販売大手の㈱新出光(同市博多区上呉服町、出光泰典社長兼グループCEO)を中核とする同グループでは自動車事業をこれまでグループの中心だった石油事業と並ぶ柱への成長を目指しており、その一環としてグループの事業を集結した初の複合施設を開設した。新施設は「人とクルマが笑顔になれる場所」をコンセプトに常時100台以上展示する中古車販売をはじめ、給油や洗車、整備、新車やメンテナンス付きマイカーリース「ラクのり」の販売、保険、レンタカーなど車にまつわる幅広いサービスをワンストップで提供。同グループの㈱i・ライフソリューションズ(同区上呉服町、江藤晃一社長)が運営するコメダ珈琲店も出店し、中古車展示施設とコラボした空間を設けるなど、新たな取り組みで自動車事業の成長につなげる方針。
場所は国道3号バイパス沿いの御笠川4丁目北交差点から東へ約2・5キロ、商業施設「イオン乙金ショッピングセンター」の北側に立地。敷地面積は5672㎡。主な施設はオリックス認定中古車を展示する「オリックス U-car 福岡大野城店」、ドライブスルー洗車機などを併設する「セルフ乙金給油所」、11店舗目となる「コメダ珈琲店大野城乙金店」(30卓・86席)で構成。コメダ珈琲店ではタブレット端末で展示車情報を見られるようにしたり、同じ建物内のセールスルームにはオープンテラス席も設け、展示車を眺めながらの利用や車の整備や洗車の待ち時間に利用できるようにした。営業時間はオリックス U-carが午前10時から午後7時まで、給油所が午前8時から午後8時まで、コメダ珈琲店が午前7時から午後10時まで。
4月3日に開催したプレス発表会で出光グループCEOは「適地が見つかり、かねて構想していたグループ事業を集約した複合施設がようやく実現した。想いを詰めたハードが出来上がったので今後はソフト面に注力し、車の用がなくても来ていただけるような施設を目指したい」と話している。
は2011年10月に同グループの自動車関連事業を統合し発足。資本金は1億円で新出光が100%出資。従業員は190人。「バジェット・レンタカー」の日本総代理店として全国に直営・FC展開するレンタカー事業を中核に、中古車や輸入車販売、保険など自動車関連のサービスをワンストップで提供する。レンタカー事業では昨年従来のバジェットに加えて、グローバルプレミアムブランド「Avis(エイビス)」の国内マスターライセンスも取得し、デュアルブランドの展開も開始している。
2019年4月9日発行