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大野城市にIT・AI技術を活用した新業態店舗 トライアルカンパニー
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全国初出店
スーパーセンターなどを展開する㈱トライアルカンパニー(福岡市東区多の津1丁目、石橋亮太社長)は12月11日、大野城市川久保2丁目にITやAI技術を駆使した新業態のスマートストア「トライアル Quick大野城店」をオープンした。同業態での出店は全国初。
「流通情報革命」を掲げ、テクノロジーでの流通変革を目指した新たな業態として出店したもの。場所はザ・ダイソー大野城川久保店の東側。店舗は平屋建てで、店舗面積は990㎡。同店では、従来の同社のスマートストアと同様に、スマートカメラによる顧客の購買行動分析システムやタブレット付きのカートレジ、デジタルサイネージを導入。また、新たにパナソニックとの連携で、AI搭載のショーケースを設置し、在庫状態や来店客の動き、属性を分析する機能を追加した。午後10時から午前5時は夜間無人店舗として運営し、24時間営業とする。
そのほかに日本電子決済推進機構のJ-Debitサービスを取り入れ、店舗に設置する同社専用のプリペイドチャージ機で、来店客のキャッシュカードから直接チャージが可能となった。年間目標売上高は10億~12億円。来年までに福岡・佐賀を中心に10~20店舗の出店を計画している。樽木野会長は「まずは自社での実績を作り、他の小売業者にもこの仕組みを広めることで、業界全体の生産性向上に貢献していきたい」と話している。
同社は1981年7月設立。資本金は21億2335万300円。2018年3月期の売上高は3940億円。
2018年12月18日発行