大豆ミート使用のフリーパイを販売　ホテルオークラ福岡

Tag:

週刊経済2021年10月26日発行

価格は１個３９０円

㈱ホテルオークラ福岡（福岡市博多区下川端町、髙栁健二社長）は、１０月１２日から同社館内にある販売ショップ「ペストリーブテッィク」で大豆由来の植物肉「大豆ミート」を使用したフリーパイの販売を始めた。同フリーパイはショップ限定販売となる。
同社が掲げる「ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）」に基づき、昨年１２月からレストラン事業の一環として、環境負荷の低減と健康増進に向けた新たな「食スタイル」を提案。プラントベース（肉や魚、卵、ハチミツ、乳製品など動物性の原材料は使用せず、植物性の原材料のみを使用した食品や食事法）の本格的「アフタヌーンティー（英国発祥の喫茶習慣）セット」に続く商品となった。
商品名は「大豆ときのこのミートフリーパイ」。大豆ミートはＤＡＩＺ㈱（熊本市中央区南熊本５丁目、井手剛社長）が開発した発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を使用し、マッシュルームやシイタケ、タマネギ、ニンジンなどをソテーしペースト状に煮詰めて旨味を凝縮。フォンドボーやデミグラスソースをせず仕上げているのが特徴。プラントベースの商品でテークアウト商品として販売するのは今回が初めてとなる。価格は１個３９０円（税込み）。同社では「これまで大豆ミートを使用したハンバーガーやラザニアなどを提供してきたが、テークアウト商品は今回が初めて。食感や味にこだわり、油で揚げることで香ばしさや歯ごたえを出した身体に優しい商品となっている」と話している。