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大豆ミートブランド「ソイクル」の展開を開始 上向き


週刊経済2021年6月22日発行

第一弾商品「発芽大豆フレーク」発売

大豆ミート事業、環境プロデュース事業などの㈱上向き(福岡市中央区大名2丁目、白坂大作社長)は6月1日、大豆ミートブランドの販売を開始した。
名称は「SOYCLE(ソイクル)」。健康分野や事業プロデュース企業での経験を経て2019年7月に設立し、開発に取り組んできた。ソイクルの原料は、大豆由来の植物肉原料を開発するDAIZ㈱(熊本市、井出剛社長)の特許技術である「落合式ハイプレッシャー法」によって発芽した大豆から作られる「ミラクルミート」を使用しており、従来の大豆ミート製品と比べると、「水に戻さず使用できる」「(発芽大豆を使用しているため)旨味・栄養価が高い」といった特徴があるという。今回第一弾商品として発売したのは、「ソイクル 発芽大豆フレーク」。100g入り490円(税込み)。常温保存可能で、調理をすると約3倍に膨れる。今年9月上旬には、第2弾としてから揚げなどに使用できる「発芽大豆ブロック」の発売も予定している。 白坂社長は「『環境に配慮したライフスタイルを日本のスタンダードに。』をミッションに掲げている。大豆ミートは、ヴィーガン向け商品という先入観で限られた人にしかアプローチできないといった課題があったため、ソイクルは、ノンヴィーガンの方へのアプローチに注目し美味しさにも追求した。環境配慮を考えるきっかけにしてほしい」と話している。
同社は2019年7月設立。資本金300万円。白坂社長は千葉県出身。1982年7月19日生まれの38歳。順天堂大学スポーツ健康科学部卒。趣味はランニング。