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大豆ミートの商品開発で包括連携協定 ピエトロと上向き


週刊経済2024年2月06日発行号

第一弾でパスタソース発売

食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)と大豆ミートブランド「ソイクル」展開の㈱上向き(同区大名2丁目、白坂大作社長)は1月25日に大豆ミートを使用した商品開発などに関する包括連携協定を締結した。
ソイクルはうま味と栄養価を最大限に引き出した発芽大豆を使ったフレークタイプの大豆ミートで、2022年に上向きがアプローチし、「おいしさの追求」を軸に健康や環境配慮を重視した理念などが一致。これまでにレストランメニューの共同開発などを進めてきた。同日付で、初のコラボ商品「ピエトロ×Soycle 畑生まれのボロネーゼ」を発売。ソイクルを使い、動物性原材料を一切使用せずに作ったパスタソースで、130g入り540円(税込み)。2社のECサイトやAmazon、楽天市場のほか、ピエトロの店舗や一部小売店、上向きの催事販売などで展開する。高橋社長は「大豆ミートという食材には長年注目していた。おいしさの面で妥協できずに商品化が実現できなかったが、ソイクルに出会い、おいしさに驚いた。今後も商品開発を続け、半年以内にあと2品は開発したい。1年後に1億円、数年後に年間10億円を売り上げる商品ラインナップにできれば」と語る。白坂社長は「いかにして顧客においしい体験をしていただき、大豆ミートを広げていけるかというのを目指してきた。今回初の連携で、より多くの人に『おいしくも身体にやさしい、嗜好や国境をも越えるボーダレスな商品』をお届けできることをうれしく思う」と話している。